2024年の夏、フランスにて韓国・日本がテーマである「Les Lapidiales SCULPTURE SAISON JAPON-CORÉE」のレジデンスに参加し、私は日本人と深い関わりを持つ鯰の彫刻を制作しました。
このレジデンスの起源は2005年に「Les Lapidiales」協会によって構想されたもので、フランス、クラザンヌの広大な敷地の中心に5つの大陸を象徴する5つの母なる石に囲まれたアゴラ(広場)があり、その周りには黄金比とフィボナッチ数列に従って銀河の渦巻き状に配置された360の彫刻が並ぶ計365の巨石で「石の銀河」が構成されています。完成は2060年という壮大なスケールの事業です。
彫刻の材料となる石はこの地域で採石される良質のライムストーンで、大きさは240×80×80㎝、台座を含めると320㎝の高さになります。これらの巨石は、世界中のアーティストによって機械を使わずに手作業で彫刻され、私が制作した「森と鯰」もこの作品群の一つとなります。 毎年、6〜8人の彫刻家が各大陸のテーマに沿い、ラピディアレスとピエール・ド・クラザンヌで制作された後、「石の銀河」に設置されます。
詳細については https://www.lapidiales.org/ をご覧になってください。